ウォーターマン・眞木勇人さんが語るさまざまな海との関わり方


沖縄で暮らしながら、波のある日はサーフィン、波のない日はスピアフィッシングと、海と即応しながらアクティビティを楽しんでいる眞木勇人さん。根っからウォーターマンである眞木勇人さんに、素潜りをはじめとする海遊びのコツや魅力について伺いました。

スピアフィッシングを楽しむために必ず確認したいこと

 出典  Funmee!!編集部


—— 現在は沖縄で日常的にスピアフィッシングを楽しんでいるようですが、6年前まで住んでいた千葉でも行っていたんですか?


千葉に住んでいた頃は、主に海外の旅先などでやることが多かったですね。というのも、日本では都道府県によって銛を使えたり使えなかったりと、条例がまちまちなんです。無闇にスピアフィッシングを楽しむことができない。だから、それは自分が行く場所に問い合わせるなどして確認する必要があります。自分で調べて銛が使えるところであれば、ぜひやってみてほしいとは思いますけどね。



—— 沖縄でスピアフィッシングをする場合、許可は必要なんですか?


沖縄では手銛で漁業権指定のない魚を突くのであれば問題ありません。それは県の水産課に確認済みです。僕の場合は水中銃を使えるように、漁業組合に加入して許可を持っています。



—— そこは必ず確認が必要ですね。ちなみに、眞木さんはサーファーとしても有名ですが、潜ることがサーフィンと関係することは?


ありますね。自分が入るサーフポイントの海底の形状を理解することができます。「リーフが盛り上がっているから、ここではチューブの波が巻くんだ」って目で見て理解できますから。



長く潜るためのコツは呼吸法とリラックス

 提供  眞木勇人さん


—— 水中銃を持たずに、ただ素潜りすることもある?


ありますよ。水中で漂っているときの浮遊感というか、飛んでいるような感覚は、スピアフィッシングをしているときと同じ。呼吸のコツも一緒です。



—— その呼吸のコツを詳しく教えてもらえますか?


腹式呼吸で、吸うことよりもゆっくり息を吐き出すことが基本なんです。例えば、水面で5秒息を吸ったら15秒でゆっくり息をスーーっと吐いていく。体の力を抜くことも大切です。もう寝ちゃうくらいに(笑)。これを潜る前に8回から10回くらい繰り返すんです。そうすると、酸素が血の中に充満する。肺ってあくまでも酸素を血の中に取り込むためのフィルターみたいな役割なんですよね。この呼吸法を行うと、それこそ息を吐き終わってから潜っても、長く水中にいられますよ。



—— リラックスする必要があるんですね。


リラックスすることはとても大事ですね。リラックスすると心拍数が下がるんです。ムダなことを考えたり、余計な動きをしないことも、長く潜るコツです。



海には、気分や天候の数だけ楽しみ方がある!

 出典  Funmee!!編集部


—— 素潜りに役立つトレーニングはありますか?


肺活量を増やすストレッチがあります。簡単に説明すると、陸上で肺に空気をいっぱい入れて、体を動かすんです。そうすると、肺は風船みたいに広がっていくんですよ。どんな人でも肺活量を1リットルは増やすことが可能です。多くて2リットルくらい増える人もいますよ。



—— そうして素潜りから、やがてスピアフィッシングに魅了されていく人が多いんですね。始めたい!という人へのアドバイスは?


最初はやはり許可なしでもできる場所で手銛を使って楽しむか、海外で試すのがいいと思います。



—— 眞木さんはウォーターマンとしてさまざまなマリンスポーツを楽しんでいますね。


はい、海の楽しみ方はさまざま。僕もサーフィン、スピアフィッシング、カイトサーフィン、SUP、釣りと、気分や条件によっていろいろやっています。子どもたちとできるアクティビティも多いですしね。自分のライフスタイルに合わせて、もっと海のある暮らしを楽しんでほしいと思います。




■プロフィール

眞木勇人さん

1979年1月11日生まれ。東京出身。幼い頃から父親であるマイク眞木に連れられてアウトドア・アクティビティを楽しむ。中学生のときに移住したハワイでは兄・蔵人の影響からサーフィンを始め、さらに素潜りやスピアフィッシングにも目覚めた。現在は10年暮らした千葉を離れ、沖縄にベースを置きながら、世界中を旅して海を始めとした自然と遊ぶライフスタイルを送っている。パタゴニア社グローバルアンバサダー、パプアニューギニア親善大使を務める。



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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:中野晋(Susumu Nakano)

写真:Kenyu



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Funmee!!編集部

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