【ザ・使い込んでる部】#02 ニッタクのユニフォーム&バタフライのラケット


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。

 

連載第2回は、ファッション雑誌などで活躍するスタイリストのコダンさんにご登場いただきます。コダンさんは高校時代、全国レベルの選手たちと勝敗を競ってきた卓球の猛者。現在でも卓球に親しみ、当時の試合で着用していたニッタクのユニフォームは練習着としていまだ現役だそう。ユニフォームを通じて卓球への情熱を語っていただきました。



インターハイ出場を懸けた試合で着用したユニフォーム

胸元には校章が刺繍。ユニフォームは吸水速乾性に優れ、くたびれた感じもしません

 出典  Funmee!!編集部


このユニフォームは高校の卓球部の試合で着用していたものです。通っていた奈良県立城内高等学校(現・奈良県立郡山高等学校)は卓球の名門で、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の常連校だったんですよ。



卓球の実力はいまも健在。現在は東京都世田谷区にあるクラブチームに所属しているとか

 出典  Funmee!!編集部


ただ、僕の年だけ出場できなかったんですが、その時の予選でも、もちろん着ていました。だから当時の光景や僕の心情をすべて知っているんです。「伝統に泥を塗ってしまった」と、本当に悔しかったですね。でもそこで全国へ行っていたら、スタイリストの仕事をしていなかったかもしれません。

 

大学からスポーツ推薦の話もきていたんです。インターハイに出場していたら、きっと世界も変わっていたはず。だけど、辞めようって。一般入試で大学の法学部へ進学しました。



中学から始めた卓球。涙をのんだ予選


卓球を始めたのは中学2年生。入学当初は水泳部だったんですけど、卓球部の友達に誘われてやってみたら面白かった。それで卓球部へ入りなおしました。僕はスラムダンク世代なんですよ。でも団体競技がどうも苦手で、個人種目のあるスポーツがよかったんです。だから卓球もシングルス。当時、高校の卓球部の監督を務めていた藤井敬三先生のご指導のおかげで、実力を伸ばしていただきました。



高校の名前の刺繍。ユニフォームは日本の大手卓球用品メーカー、ニッタクのもの

 出典  Funmee!!編集部

ラケットは打球感と重さを重視する

左が現在使用している「インナーフォース・レイヤー・ZLC」、右が高校時代から使っていた「SK7」

 出典  Funmee!!編集部


グリップテープを巻いているラケットは、高校生から使い続けていたバタフライの「SK7」。何回か買い直しましたが、ずっと同じモデルです。速い球を打ちやすくて気に入っていたんですが、ラケット自体が重いんですよ。だいたい95g。卓球のラケットは“5g”違うだけで別次元なんです。だから現役を引退して筋力が落ちてきたら、振れなくなってきまして(笑)。

 

いまはバラフライの「インナーフォース・レイヤー・ZLC」を使用しています。重さはラバーを貼らない状態で約86g。板の間にZLカーボンが入っているため、純木材合板の「SK7」より少し軽く仕上がっているんです。特殊素材を使うと、打った時に球を吸収してくれる木の柔らかさが損なわれてしまうんですね。ですが最近の特殊素材は、木に近い打球感を実現しているので、違和感なく打つことができる。それで2〜3年前にモデルを変えました。



当時の悔しさをバネに現在も卓球に熱中する


就職活動では、卓球メーカーかファッションか、やっぱり悩んだんですよね。でもファッションへの思いが強かったのでスタイリストの道へ。とはいえ卓球の影響は僕自身の着こなしにも息づいていて、ショーツといえば膝上10cmでないと落ち着かなくなってしまいました(笑)。

 

大学生の頃も、スタイリストのアシスタント時代も、独立してからも、週に1〜2回は卓球をしています。このユニフォームはいま練習着になっていて、もう一生着るんじゃないかな(笑)。



コダンさんは東京都千代田区の『シェークハンズ 卓球教室クラブ』で卓球を教えていたこともあるそう

 出典  Funmee!!編集部


卓球は自分の生活の中になくてはならないものなんですよ。本当に大好き。目標は「全日本卓球選手権大会」です。高校時代、インターハイは出場できて当たり前だった。全国へ行かなければならなかったんです。それを越えるという意味でも、いつか出場してみたいですね。




■プロフィール

コダンさん

 

1985年奈良県生まれ。3年半のアシスタントを経て2013年 よりスタイリストとして独立。現在は、雑誌、広告、映画、舞台、衣裳製作を中心に活動、現在もその仕事の幅を広めつつある。

 


===

文:大森菜央 (Nao Ohmori)

写真:岡崎健志 (Kenji Okazaki)

撮影協力:シェークハンズ 卓球教室クラブ



最新情報はこちらから フォローやいいね!をして最新情報を受け取ろう

Funmee!!編集部

Funmee!!編集部

TOP