【ザ・使い込んでる部】#28 魔法の絨毯のようなロードバイクフレーム「LOOK595」


使い続けるのには理由がある。愛し続けられるのには想いがある。そんな趣味にまつわるこだわりの“私物”を紹介する「ザ・使い込んでる部」。

 

今回ご紹介するのは、ロードバイク歴約20年、美容師の後藤丈彰さんが惚れ込むフレーム「LOOK595」。1日100〜200kmのライドは当たり前、榛名山ヒルクライムなどの大会にも出場する後藤さんをして「これ以上ない」と言わしめるその魅力とは。



LOOKはフランスのロードバイクブランド。「595」は2007年最上位モデルのフルカーボンフレーム

LOOKはフランスのロードバイクブランド。「595」は2007年最上位モデルのフルカーボンフレーム

 出典  Funmee!!編集部


20歳の頃からロードバイクに乗り始めて、いままで7〜8台乗ったかな。そのなかで一番お気に入りのフレームが、このLOOK595ですね。2007年モデルを10年前に個人輸入して、ずっと乗ってます。

 

パーツはいろいろ自分で交換して新しくしてますが、フレームはずっとこれ。いや、新しいモデルも2〜3台乗りましたけど、これを超えるフレームがなかったんですもん。結局、全部手放しちゃいましたね。



フレームもほかのパーツもほとんど自分で取り寄せ、自分仕様に組み上げる

フレームもほかのパーツもほとんど自分で取り寄せ、自分仕様に組み上げる

 出典  Funmee!!編集部


自転車乗りにとってLOOKは、「いつかは乗りたい」ってみんな思うメーカーなんですよ。自分もそうでした。

 

もともとロードバイク乗り始めたのは、美容師駆け出しの頃って閉店後にカットの練習とかしてると、電車走ってる時間に帰れなくなるんですよ。それで原付かロードバイク買うかで悩んだんですけど、ロードバイクのほうが断然カッコいいだろうと。

 

そしたらお客さんにも自転車好きな人がいて、盛り上がっていろいろビデオ見せられたりしたんですよね。当時好きだったのが、グレッグ・レモンってツール・ド・フランスを2連覇したりした選手。カッコよかったなぁ。彼がLOOKに乗ってたんです。それで、自分もいつかは……と。



パイプの継ぎ目があるラグタイプ。継ぎ目のガチッとした感じもじつは好き

パイプの継ぎ目があるラグタイプ。継ぎ目のガチッとした感じもじつは好き

 出典  Funmee!!編集部


4〜5台目でやっとこのLOOK595を手に入れたときは、テンション上がりましたね。やっぱり最初は、憧れのLOOKってことと、見た目からですよ。

 

最近のカーボンフレームは、パイプ同士の継ぎ目がないモノコックタイプが多いんですけど、継ぎ目がない分、たいていパイプが太めでカッコよくない。でもLOOKのフレームは、継ぎ目があるラグタイプって形。パイプが細くてシルエットがカッコいいんですよね。

 

乗ってみて、さらにテンション上がりました。「何これ、すげー進むじゃん!」って。踏み込む足の力を無駄なく前へ前へ伝えてくれるっていうか。フレームのしなりがムチみたいに促進力に変わっていくのに、剛性もあって安定してるっていうか……。乗ってみればすぐわかる。羽が生えたような感覚ですよ。



グッと踏み込んだときのフレームのしなりが、前へ前へと進む力に変わる

グッと踏み込んだときのフレームのしなりが、前へ前へと進む力に変わる

 出典  Funmee!!編集部

 

自宅のトレーニング&作業ルーム。トレーニング用のマシン(左)はインターネットにつながり、世界中の自転車仲間と一緒に走れる

自宅のトレーニング&作業ルーム。トレーニング用のマシン(左)はインターネットにつながり、世界中の自転車仲間と一緒に走れる

 出典  Funmee!!編集部


ロードバイクのフレームって、個性がめちゃくちゃ強いんですよ。スプリント用か、ロングライド用か、ヒルクライム用か……って目的によって形から剛性から全然違う。室内のトレーニングではスプリント用のフレーム使ってるんですが、こんなので山行ったら硬すぎて死ぬほど疲れます。

 

でもLOOKの特にこの595ってフレームは、いい意味で無個性なんですよね。本来はレース仕様だから十分剛性あるんだけど、しなりもあるし軽いからロングライドもできるしヒルクライムもいける。乗り手の力量に合わせて変化してくれるっていうか。ホント、魔法の絨毯みたいなフレームなんですよ。



コスミックカーボンのホイールもお気に入り。平べったいエアロスポーク(通称:きしめんスポーク)で空気抵抗が少ない

コスミックカーボンのホイールもお気に入り。平べったいエアロスポーク(通称:きしめんスポーク)で空気抵抗が少ない

 出典  Funmee!!編集部


■プロフィール

後藤丈彰さん

 

美容師。1998年山野美容専門学校卒業後、都内サロンなどを経て2014年に地元熊谷の美容院、BE AREAに入社。現在は同社の別ブランドDRAMATIC HAIRのマネージャーとして県内外で活動中。

 

 

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文:依田賢吾(Kengo Yoda)

写真:内田トシヤス(Toshiyasu Uchida)



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Funmee!!編集部

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