登山
初めての”山小屋泊”登山に出かけます!(前編)
【“いつか”を叶えようキャンペーン・体験レポート】︎

初めての”山小屋泊”登山に出かけます!(前編)

“いつか”だらけの人生とオサラバする! を合言葉に、抽選で読者の方に最高の趣味体験をしていただく「いつかキャンペーン」。中でも大きなプロジェクトがこの夏に敢行されました。


泊まりで登山をしたことない方を対象に、山小屋泊の登山に挑戦しませんか? と募集。見事当選されたのが、神奈川県にお住まいの重田優美子さんです!

当選者の重田優美子さん(左)と今回の指南役、登山ガイドの渡辺佐智さん。ちなみに登山の際には登山計画書をこのような麓の相談所や登山口のポストに提出するのがマストです。またネットで提出もできます
 出典  Funmee!!編集部
当選者の重田優美子さん(左)と今回の指南役、登山ガイドの渡辺佐智さん。ちなみに登山の際には登山計画書をこのような麓の相談所や登山口のポストに提出するのがマストです。またネットで提出もできます

強力な”助っ人”登場!

右がモデルの仲川希良さん。今回はこの3名で”山好きキャッツアイ”を結成!?
 出典  Funmee!!編集部
右がモデルの仲川希良さん。今回はこの3名で”山好きキャッツアイ”を結成!?

実は……もうお一人当選者がいらしたのですが、やむ得ないご事情でキャンセルに。もちろんスタッフも同行しますし、ガイドの渡辺さんも一緒ですが、重田さんお一人ではご不安かも!? ということでスペシャルゲストをお呼びしました!


TV、雑誌に関わらず、現在山登り系の媒体を席巻している“カワいすぎる山ヤ”といえばこの方、モデルの仲川希良さんが山行に同行してくれることになったのです! 仲川さんといえば、いまや何泊もの縦走や雪山もこなす実力の持ち主ですが、初心者を応援する気持ちもひとしお。



希良さんは最近、山でのご自身の経験をまとめた『山でお泊まり手帳』(枻出版社刊)を上梓。レベル問わずに楽しめる内容です
 出典  Funmee!!編集部
希良さんは最近、山でのご自身の経験をまとめた『山でお泊まり手帳』(枻出版社刊)を上梓。レベル問わずに楽しめる内容です

「私も少し前は初心者だったので、重田さんが思い切って今回挑戦してみようとご応募された気持ちって凄いと思います」と、同じ参加者として1泊2日をお付き合いいただくことに。


そして忘れてはならないのが、今回先生役を務めてくれるのが登山ガイドの渡辺佐智さん。彼女も多くの媒体にご登場する大人気のガイドさんですが、多忙なスケジュールの中、いつか企画に賛同くださり、今回の山行を計画してくださいました。

 出典  Funmee!!編集部
正しいバックパックの背負い方や登山靴の履き方など、本でも勉強できるけれど、実際はきちんと教わらないとわかりにくいこともレクチャーしてくれました
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正しいバックパックの背負い方や登山靴の履き方など、本でも勉強できるけれど、実際はきちんと教わらないとわかりにくいこともレクチャーしてくれました

そんな中、不安な顔を隠せないのが、参加者の重田さん。

「泊まりはおろか、日帰り登山もままならくて。週に一度はピラティスやヨガをやっていますが、本当に登れるか不安です」


実は実際の登山が行われる1カ月前、渡辺さんに講師になっていただき、重田さんに向けて事前講習会を開きました。初心者でも上級者でも、山に向かう際に用意しなければいけない装備は変わりませんし、トレーニングとは言わなくとも、できるだけ体力をつけておくことは大切なので、登山までにどう過ごしたらいいかもレクチャーしてもらいました。


「体力的にも不安かもしれませんが、日常的に体を動かしている重田さんであれば、問題ないルート設定にしますので大丈夫です。ただし建物などの上り下り、特に下りは意識してエスカレーターなどを使わないで、階段で下りるようにしてください」


重田さんも、そのぐらいなら大丈夫そうとひと安心。装備の足りないものはレンタルしたり買い足したりしつつ、当日に備えました。最近は登山道具のレンタル業者も充実しているので、すぐに購入するのが負担なビギナーはそういう業者を活用するのもいいかもしれません。

登山口に入る直前「これ、絶対オススメです!」と渡辺さんレコメンドの、栂池名物”さるなしソフト”で乾杯
 出典  Funmee!!編集部
登山口に入る直前「これ、絶対オススメです!」と渡辺さんレコメンドの、栂池名物”さるなしソフト”で乾杯

そして当日! 大きな台風が日本列島を通り過ぎた後で、ただし予報は台風一過とはいかず、ぐずつきそうと予想しています。荒天の場合は、もちろん中止も見据えつつ、しかし、なんとか晴れてほしいと、重田さんはもちろんチーム全員が願いながら、山行がスタートしました。

こちらが白馬エリア・栂池地区の簡易マップ。白馬大池のほとりにある山荘に泊まりに、小蓮華山をピークハントする行程です
 出典  Funmee!!編集部
こちらが白馬エリア・栂池地区の簡易マップ。白馬大池のほとりにある山荘に泊まりに、小蓮華山をピークハントする行程です

今回の目的地は、長野県の白馬地区・栂池からアプローチする白馬大池山荘です。1泊2日の限られた時間で、山小屋泊も訪れないと見ることのできない素晴らしい景色も堪能してもらおうと、渡辺さんが提案してくれたスケジュールは、新幹線で長野駅。そこから白馬まではクルマで1時間。栂池の麓からゴンドラとロープウェイを乗り継いで一気に標高1,900mまで登ります。


ロープウェイの終点には「栂池自然園」があり、ここまでは観光客の方も多いのですが、ここから上は登山道。然るべき装備とウエアが用意できている登山者だけが許された領域になります。


しかも麓では降っていなかった雨が! それも結構な強さです。


「ですが、登っていくと雲の上に出れそうですよ! もしかするとお天気になるかも」と渡辺さん

最初は雨が降ったり止んだりでしたが…
 出典  Funmee!!編集部
最初は雨が降ったり止んだりでしたが…

しっかり晴れてくれました!

重田さんも、ここまできたら不安より期待の方が大きい感じで、「さあ行くぞ!」という勢い。


ムードメーカーになってくれたのは仲川さんで、ニコニコ顏で山道の脇で見つけた植物にキャッキャと喜び、説明をしてくれます。


ロープウェイの終点、登山道の入り口から白馬大池山荘までは、天狗原から2,473mの乗鞍岳山頂を越えて、約4時間ほどの行程です。

「晴れてきましたよー!」
 出典  Funmee!!編集部
「晴れてきましたよー!」
途中、残雪地帯も抜けて
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途中、残雪地帯も抜けて
乗鞍岳についた頃には、すっかり晴れました!
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乗鞍岳についた頃には、すっかり晴れました!

「わー晴れてきたー!」と遠くの景色を見渡す一行。標高も稼いで、いつの間にか雲の上まで登ってこれたのです。


晴れるとウエアの枚数も減るし、一気にモチベーションが上がります。重田さんも快調そう。周囲を見渡す余裕も出てきて、スケジュール通りの山行です。


あとは今日の目的地、白馬大池山荘まで40分ほどの道のり。そして、しばらく下りをトレースし、丘を越えたと思ったら、白馬大池が眼下に!

山の中でいきなり飛び込んできた池の景色に、重田さんも大興奮です!
 出典  Funmee!!編集部
山の中でいきなり飛び込んできた池の景色に、重田さんも大興奮です!

美しい光景と共に山小屋が歓迎してくれました。これこそが山歩きの醍醐味。自分で歩いた者だけが見られるご褒美です。


山小屋には午後3時過ぎ到着。実際、山小屋に泊まる場合は午後4時よりも前に到着が、安全登山の基本です。実はこの日は「山の日」で、まさに山好きが山に向かう日(笑)。山小屋も大混雑で、4畳のスペースに6人で寝ることになるのですが、繁忙期の山小屋では、普通にあることです。


5時過ぎには夕食をいただき、9時には就寝。ごく一部の山小屋を除いて、山小屋にはお風呂はありませんし、山小屋での歯磨きは、環境保護のために歯磨き粉を使ってはいけません。そんな一見不自由そうに思える環境でも、山に行きたくなる代え難い魅力があるのです。



これこそ山で泊るごほうび!
 出典  Funmee!!編集部
これこそ山で泊るごほうび!


「本当に山小屋に泊まれるんだーって、しみじみ嬉しいです」


就寝前のオタノシミに、チーム全員でネオンサインのような!? 星空を眺めながら、登山口での自信なさげの顔とはまるで違う表情で重田さんが話してくれました(後編に続きます!)。



山小屋泊やテント泊といった山の上で“お泊まり”する経験は、登山の楽しみの幅をぐっと広げてくれるもの。気負わず自分のペースでお泊まりするための知恵を、モデルでフィールドナビケーターの仲川希良さんに教えてもらい、たくさんのカラー写真とともに紹介しています。この一冊とともに、日帰りハイキングから一歩踏み出してみませんか。


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写真:樋口勇一郎(Yuiciro Higuchi)

文:ジャック・タカハシ(Jack Taskahashi)

取材協力:白馬大池山荘



登山
マニア
2018年9月3日
Funmee!!編集部
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