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国産ヴィンテージバイクは、イジって、乗って、楽しみ尽くせ!

国産ヴィンテージバイクは、イジって、乗って、楽しみ尽くせ!


ひとくちに日本製のヴィンテージバイクと括っても、マシンの性能や遊び方は様々。

 

これまで10台以上の国産旧車を乗り継ぎ、また同じ趣味を持つ仲間との幅広いネットワークを持つ大森弘二さんに、国産ヴィンテージバイクの楽しみ方を教えてもらいました。



シンプルなメカニズムは自分でいじりたい人にはもってこい

タンク、エンジン、ギア、マフラー……。カスタムや整備でいじれるところは無数あって、楽しみは尽きない
 出典  Funmee!!編集部
タンク、エンジン、ギア、マフラー……。カスタムや整備でいじれるところは無数あって、楽しみは尽きない


―― 国産旧車ってどんな遊びが合うんですか?

 

国産旧車って言うとマニアックなイメージがあるかもしれないですけど、普通に仲間とツーリングに行ったり、ガレージに集まってカスタムや整備を楽しんだり、パーツ探しの旅に出かけたりです。

 

最近は、レースに出る人も多いですね。特にメーカーの縛りはないけど、旧車のオフロードレースは業界全体を通して盛り上がっている気がします。素人が参加出来るレースやイベントが増えているのは面白いですよね。



エンジンは4サイクル2気筒。製造から50年以上経っているにもかかわらずとにかく頑丈
 出典  Funmee!!編集部
エンジンは4サイクル2気筒。製造から50年以上経っているにもかかわらずとにかく頑丈


―― 愛車は自分でいじる派? プロに頼む派?

 

自分のバイクに関してはできる限り自分でいじります。現行モデルのように、コンピューターで制御されてしまう部分が多ければ多いほど、素人にとってはブラックボックスだけれど、ヴィンテージバイクは全て機械仕掛けのメカニズムだから、頑張り次第で自分でもある程度いじれるんですよ。

 

専門的なところはプロに任せるところもありますが、コツコツと時間をかけて自分の手で整備すれば愛着も湧きますよね。




自分のバイクの世話は自分で見るのが大森さんのスタイル。’60年代のバイクでも基本的な整備さえやっておけばトラブルはほとんどないと言う
 出典  Funmee!!編集部
自分のバイクの世話は自分で見るのが大森さんのスタイル。’60年代のバイクでも基本的な整備さえやっておけばトラブルはほとんどないと言う



旧車ばかりのレースやイベントも楽しめる

相棒ホンダCS72と。四国一周など遠方へのトリップも楽しんでいる
 出典  Funmee!!編集部
相棒ホンダCS72と。四国一周など遠方へのトリップも楽しんでいる


―― 車両のカスタムやスタイルの好みを教えてください。

 

僕は、純正の形を崩してドレスアップするようなカスタムにはあまり興味がないんですよ。当時のオリジナルの姿に近づけていくか、カスタムするとしても当時のカスタムパーツを使って、当時作られた車両のような雰囲気にしてみたいですね。

 

’60年代は日本製のバイクのレースシーンが盛り上がり始めた時期なので、その頃のカスタムパーツだけで、当時のスタイルのままのレーサー車両を作ってみても格好よさそうですね。やっぱり旧いレーサーは憧れます。

 

 

―― レースイベントにもよく顔をだしていると聞きましたが……?

 

’70年代のホンダのフレームとエンジンを使って、自分で作っているレーサーは一向に完成する予定がありませんが(笑)、友人のサポートや応援で行くことはあります。

 

排気量や年式など、様々なレギュレーションのレースがあるので、排気量が大きくない国産旧車でも走れるレースは少なくないです。LOCなどのロードレースや、草レースをテーマにしたオフロードレースが最近はかなり盛り上がっていますね。

 

旧車のレースは、着るものやバイクの外観にも気を使う人が多いので、どんなスタイルで走っているかも見所ですね。



写真はカスタムショップ、アニマルボートが主宰する、ボトムリンク式のフォークを備える車両だけのレース『B.O.B.L』
 提供  アニマルボート
写真はカスタムショップ、アニマルボートが主宰する、ボトムリンク式のフォークを備える車両だけのレース『B.O.B.L』


―― 他にも国産のヴィンテージバイクのイベントはありますか?

 

自分が主催を手伝わせてもらっているイベントで、「ヤマトオートバイミーティング」という、旧車好きなら誰でも参加出来るヴィンテージバイクのミーティングがあります。

 

『どうせ良いバイクを持っているなら走りましょう』っていうのが元々のコンセプト。特別なことをするわけではないですが、会場に旧車乗りが集まって、情報交換したり、気になる車両を眺めたり。ゆる〜く旧車仲間を見つけるのにはぴったりだと思いますよ。



ヤマトオートバイミーティングは車両のメーカーの垣根がないため、旧いバイクが好きという共通認識のもと、様々な旧車乗りとつながることができる
 提供  大森弘二さん
ヤマトオートバイミーティングは車両のメーカーの垣根がないため、旧いバイクが好きという共通認識のもと、様々な旧車乗りとつながることができる

眺めているだけでも楽しいヴィンテージバイク入門書


■プロフィール

大森弘二さん

1979年生まれ。ホンダ「スーパーカブ」をきっかけに、国産旧車にのめり込み、乗り継いだ数は過去10台以上。現在はホンダ1963年式「CS72」と富士重工1960年式「ラビットS601A」を愛車に持つ。

 


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企画・編集協力:枻(エイ)出版社

文:金原悠太(Yuta Kinpara)

写真:桑山章(Akira Kuwayama)百々智広(Tomohiro Momo)



2017年11月27日
Funmee!!編集部
Funmee!!編集部

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