
#01 趣味を心ゆくまで満喫する工夫は、収納ワザと空間使いにあり!(後編)
さまざまな道具がそろい、遊ぶための準備をする空間として、趣味人ならだれもが持ちたいと願うガレージへ訪問し、どのように楽しんでいるかに迫る企画「憧れのガレージ拝見!」。1軒目は、神奈川県茅ヶ崎市在住の藤田学さんです。
前回、藤田さんのガレージの活用法を教えてもらいましたが、今回は実際に建てた時のこだわりや、道具類の収納術など、ガレージに対する想いについて伺いました。
自分だけの空間で楽しむ「フライタイイング」

自宅に個人の部屋はない代わりにガレージという個人的な空間を手に入れた藤田さん。このスペースを手に入れたことで、最近新しい遊びの幅も広がったといいます。それがフライフィッシングで使うフライを自作する「フライタイイング」。
「ここ1~2年新たに始めた遊びがフライフィッシングです。それで、どうせやるなら自分で作ったフライでということで自作も始めました。これまではスペースがなくてなかなか集中できませんでしたが、ガレージだとゆっくりと作れるのでいいですね。ただ、仕事から帰ってきてお酒を飲みながらやるので、いつも寝ちゃうんですけどね(笑)」
クルマは二の次? カヤック中心のガレージ作り

サーフボードからカヤック、釣り道具といった遊び道具にあふれている藤田さんのガレージ。アメリカンテイストを活かしたデザインで人気の「カリフォルニア工務店」に注文した時、藤田さんのなかでガレージを作る上で「ある1点」だけはどうしてもこだわったのだそうです。
「シーカヤックが収まる長さ、これだけが唯一のこだわりです。あとは濡れっ放しでもいいよう床をコンクリ打ちっ放しにしたこととかもありますが、基本的には工務店にお任せしました。ちなみにガレージには趣味の道具を詰め込めばスペースが足りなくなるのは明らかだったので、クルマは最初から外という扱いです(笑)」
機能的に収納できて見栄えもいい「ラック&ペグボード」

藤田さん宅のガレージスペースは、藤田さんの多趣味ぶりを反映して多種多様な道具がたくさんありますが、非常にスッキリとしているのも特徴。限られたスペースを最大限利用して、かつ居心地よくするには、上手な収納もひとつのカギとなります。その収納のポイントはどこにあるのでしょうか。

「サーフボードのラックと、反対側のウェットスーツやジャケットなどをかけておくハンガーラックは、最初からオーダーして作ってもらいました。あと、あってよかったと思うのは奥にあるペグボードですね。穴の空いたボードにフックをかければ、好きな位置にレイアウトできるので、見せる収納的にも使えるし、おすすめだと思います」

■プロフィール
藤田学さん
繊維系メーカー勤務し、アウトドアブランドのウェアにも採用される機能性素材を開発・製造。学生時代始めたウィンドサーフィンの影響で都内から茅ヶ崎へ引っ越して以来、30年近く茅ヶ崎で暮らす。2015年に現在のガレージ付きの一軒家に引っ越す。趣味はサーフィン、カヤック、釣り、スキー、登山、キャンプなど多方面にわたる。
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