永遠に未完成だから一生楽しめる!!常に進化するDIYガレージは究極の大人の遊び場だ


DIY好きが高じて、自宅の一角に“ものづくり”を存分に楽しむためのガレージを作ってしまった宮本隆史さん。

さらに驚くべきことに、そのガレージ自体も半分以上はDIYなんです。しかも常に進化させているから、永遠に未完成なんだとか。


茨城県つくば市にある自宅を訪れると、その庭には“DOG HOUSE”と書かれた奇妙な建物が。ここは6年の歳月をかけて少しずつ作り上げてきた宮本さんのDIYガレージ。

ガレージのメインフロアは車2台が余裕で駐車できるスペース。現在の愛車は英国旧車のジネッタG12。さらにヒルマン・インプ(写真奥)も、自ら整備してレストアしている最中

 出典  Funmee!!編集部


自ら設計図を書き、柱や屋根などの基礎部分のみ工務店に依頼し、そこから先は自らの手で理想の空間を構築。
DIYへの情熱が生み出した、こだわりのガレージライフに密着して、その魅力と楽しみ方をうかがってきました。

DIYは失敗も楽しい思い出や愛着になる。 だからこそ日常で使うものは自分で作りたい!

理想のガレージを作るために、建築に関する知識は素人の状態から独学で設計図を描き、工務店と打ち合わせを重ねたとか。「アイデアをカタチにするのが楽しい作業なんです」

 出典  Funmee!!編集部


—— まず宮本さんがDIYでガレージを作ろうと思ったキッカケから教えてください。


昔から自分で旧車を整備するのが好きだから、家を建てるタイミングでガレージは絶対に欲しかったんです。しかも条件は2台の車を余裕を持ってとめられる大きさ。でもせっかく広いガレージにするなら、それだけじゃおもしろくない。それで作業部屋やバーカウンター、ラウンジスペースも作りたいと思って自分で設計してみました。


元々DIYが好きで、最初は自宅のキッチンの棚やトイレの扉を自作したんですよ。施工時に工務店にどうしても理想のイメージを伝えきれなくて、それなら自分で作ってみようかなって。そこからですね。でも全部独学なんです。僕は何事も、とりあえずやってみる派なんです(笑)。だから失敗も多くて使い勝手が悪い部分もあるけど、それも愛着になるっていうか、DIYは失敗も楽しい思い出になりますから。だからこそ日常で使うものは自分で作りたいって思うんです。



こちらはテラス席のようなバースペース。お気に入りのミニカーなどもディスプレイされている。裏の林を眺めながらお酒を嗜むのも宮本さんのガレージライフのひとつ

 出典  Funmee!!編集部


—— とても独学とは思えない完成度の高さですよね。しかも見た目や機能性も独創的です。


裏庭の林の延長みたいな空間にしたかったんですよ。だからあえて窓やシャッターを設けていません。もうひとつは浮遊感がテーマにあるんです。自然の中に重厚な建物が浮いているようなイメージですね。そのため外観をシックなブラックにして、入り口もあえてドアを設けないで下半分を開けた状態にしています。


DOG HOUSEはイギリスの伝統的なカークラブの名称なんですけど、僕が英国旧車に乗っているからガレージの名前にしました。



このガレージを作ったことで、新しい仲間ができた

自らフローリングの床材を貼ったラウンジスペース。

 出典  Funmee!!編集部


—— ガレージ内はリラックススペースも充実していますね。大人の遊び場的な。


バースペースは林が一望できる作りになっています。窓がないからテラス感覚で使えますね。フローリングのラウンジは自作の赤い薪ストーブがアクセント。今までにないデザインにしてみたけど、ちゃんと使えるんですよ。燃焼工学もわからないけど、やってみたらできちゃったみたいな(笑)。今年の年始も友人たちと、ここで新年会をしたばかり。だから冬も楽しめるけど、風通しがいいから夏も気持ちいいですよ。本当に最高の遊び場ですね。



「昔から薪ストーブが大好きだったので」と、あえて今までにないスタイルの薪ストーブを作成。耐熱ガラスもセットされている

 出典  Funmee!!編集部


実はこのDIYガレージライフがあまりにも楽しいから、その魅力を伝えたくてDIYと車とガレージとをテーマにしたイベントも企画しているんですよ。『ガレージング・ピクニック』という名前で、今年の5月に2回目を開催する予定です。このガレージを作ったことで、新しい世界や交友関係も広がりましたね。最終的にはそのイベントを街おこしの一環にできたらいいなと思っています。

完成した瞬間から衰退がはじまる気がして。 だからあえて未完成のままにしておきたい

ガレージに隣接して建てられているトイレ。全体的にウッディな質感がベースでありながら、扉部分がポップな差し色になっているのは、ラウンジの赤い薪ストーブにも通じるコントラスト

 出典  Funmee!!編集部


ーー DIYを通して、いろんな出会いがあったんですね。そういえば、外にもうひとつ小さな小屋がありますが、あれはなんですか?


昨年作ったばかりのトイレです。もちろんDIYで、コンクリートの基礎工事からすべて自作です。友人たちが泊まることが多くなってきたから必要だなと思って。こだわったのは、にじり口のような小さな扉と、切りっぱなしのウッドを使った外壁。なるべくガレージとセットになるように意識しています。でも中はウォシュレットも完備しているんですよ。


僕はDIYが大好きだから、基本的になにかを作っていたいんですよ。ものづくりは頭の中にあるものをカタチにしていく過程が楽しいですから。むしろ完成した瞬間から衰退がはじまる気がして。だからあえて未完成のままにしておきたい。実際に僕のDIY作品は、あえてどこか改良できる余地を残しておくことが多いですね。このガレージも常に未完の状態です。まだまだやりたいことがいっぱいありますから。これからもっと進化させますよ。



 出典  Funmee!!編集部


ーー なるほど。では今後なにか作りたいものも決まっているんですか?


もちろん。今度はガレージの上に露天風呂を作ろうと思っています。今はそれに向けて防水剤を調べたりして、材料の勉強している最中。今年中に着工できればいいかな。自分で作った露天風呂に入れるなんて、DIY好きにとっては最高の贅沢じゃないですか(笑)。


僕とってはガレージ作りは遊びの延長のようなもの。ずっと完成させないから一生楽しめますね。



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Funmee!!ライター
くわばら まさつぐ

サブカル全般が守備範囲の文化系外遊びライター兼エディター。
アウトドア、アメカジ、ストリートを軸にしたファッション誌で活躍。
キャンプと焚き火と温泉とお酒と漫画が大好き。今年こそULトレッキングに挑戦したい。

サブカル全般が守備範囲の文化系外遊びライター兼エディター。
アウトドア、アメカジ、ストリートを軸にしたファッション誌で活躍。
キャンプと焚き火と温泉とお酒と漫画が大好き。今年こそULトレッキングに挑戦したい。