#18 スズキ マイティボーイ(邂逅編)
自動車
【ヘンアイ国産自動車の会】︎

#18 スズキ マイティボーイ(邂逅編)


最近は路上で見かける機会も少なくなった、でも鮮烈に記憶に残る、少し変わった日本発のクルマたち。そんなクルマとの毎日を楽しんでいるオーナーさんに愛車の魅力を語ってもらう「ヘンアイ国産自動車の会」。


今回紹介するのは、日本が誇る小さなスポーツピックアップ、スズキ マイティボーイに乗る宇佐見慎一さんです。



「適度に不便なのが魅力的なんです」


スズキ マイティボーイは、軽自動車なのにピックアップという個性的なクルマです。そんなマイティボーイに乗り続けているのが、茨城県在住の宇佐見慎一さんです。若い頃からクルマ好きでさまざまなジャンルのクルマに乗ってきた宇佐見さんがなぜ、マイティボーイを選んだのでしょうか?

 

このクルマを購入したのはいまから10年前のことです。私の前は女性オーナーだったそうで、購入当初からキレイなクルマでした。なんといっても4ナンバーの軽自動車は税金が安いんです(笑)。だからこういった趣味のクルマとしては最適なんですよ。それにね、マイティボーイは適度に不便なのが魅力的なんです」



この1985年式ともすでに10年の付き合いという宇佐見さん
 出典  Funmee!!編集部
この1985年式ともすでに10年の付き合いという宇佐見さん


宇佐見さんが乗るマイティボーイは、角目二灯となったマイナーチェンジ直後の1985年式Lタイプで、受注生産色として設定されていたクリーミーイエローという鮮やかな黄色いボディが特徴の個体です。1985年式ということは、33年も前のクルマ。それなのにまるで新車のようにピカピカです。

 

「購入したあとすぐに知り合いのショップで一度レストアしてもらってます。マイティボーイは若者向けのクルマだったので、キレイな状態で現存するクルマは本当に少ないんです。このクルマはキレイさでは負けませんよ」




特徴的なオプションパーツである「シェル」を搭載したシルエットは独特です
 出典  Funmee!!編集部
特徴的なオプションパーツである「シェル」を搭載したシルエットは独特です

 

 

アメリカの有名画家を起用したカタログ


当時のカタログはアメリカの有名画家であるノーマン・ロックウェルを起用したポップで豪華なものでした。そんなカタログに登場するイエローの個体と宇佐見さんの個体は、バンパーの赤いアクセントや白いホイールまでそっくりで、異なっているのはシェルを装備していないことだけ。オプションパーツだった6本スポークの白いホイールも同じです。



当時、サタデーイブニングポストの表紙などを描いていた画家ノーマン・ロックウェルを起用したカタログ。これらカタログやオプションパーツリストなども蒐集しているのだとか
 出典  Funmee!!編集部
当時、サタデーイブニングポストの表紙などを描いていた画家ノーマン・ロックウェルを起用したカタログ。これらカタログやオプションパーツリストなども蒐集しているのだとか

 

 

以前に乗っていたのもマイティボーイ


じつは宇佐見さん、この前にも黒いマイティボーイに乗っていたそうです。こちらはエンジンをチューニングし、外観もドレスアップされていました。いまとは大違いで、かなりやんちゃな仕様です。




かつて乗っていた黒いマイティボーイは、サイドマフラーに巨大なリアウイング、そして車高短にアルミホイール
 出典  Funmee!!編集部
かつて乗っていた黒いマイティボーイは、サイドマフラーに巨大なリアウイング、そして車高短にアルミホイール

 

「まぁ、当時の反動もあってこのイエローは、改造せずに乗ろうと決めたんです。その代わりにカタログに掲載されていたイエローの個体を目指してオプションパーツを集めて楽しんでいます」




シェルのおかげで荷物は濡れず、盗難の心配も少ないため、使い勝手は非常に良いそうです
 出典  Funmee!!編集部
シェルのおかげで荷物は濡れず、盗難の心配も少ないため、使い勝手は非常に良いそうです


「程度の良い丸目の前期型が出てきたら欲しいですね。でもコイツは手放せないから増車かな(笑)。いまでもこうやって大事にされてるんだから、こいつは幸せだよね」

 

その溺愛ぶりは、雨が降ると予定していたドライブを中止してしまうほど。愛車を見つめる後ろ姿には、『マイティボーイ愛』があふれていました。



「JAPANESEBADBOY」をコンセプトに掲げ、不良文化や昭和レトロが香るブランド「カミナリ」のロックなTシャツ。背面にはサーフボードを載せたマイティボーイをプリント。ボディはホワイトとブラックの2色を展開しています。


■プロフィール

宇佐見慎一さん

 

2台目のマイティボーイで念願かなってクリーミーイエローの個体を手に入れた宇佐見さん。以前乗っていた黒と合わせてマイティボーイ歴は18年というベテラン。次は程度の良い前期型を探しているという69歳。

 

 

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文&写真:勝村大輔(Daisuke Katsumura)

取材協力:廣瀬自動車商会



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2018年5月31日
Funmee!!編集部
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