目標は軟式野球「日本一」。 東京バンバータが白球を追い続ける理由


盛り上がっている「夏の甲子園」。全国の高校球児たちが“日本一”を目指し、全力で戦い抜く。その姿は、まさに青春そのもの。

そんな高校球児と同じくらいアツい思いを持って野球に取り組んでいる、社会人軟式野球クラブをみなさんは知っているでしょうか? そのクラブの名は「東京バンバータ」。

部員数は27人、スタッフを入れると35人。“日本一の軟式野球チーム”という目標のもと、全員が全力で練習に打ち込み、本気で試合に臨んでいます。

なぜ、社会人になった今も“日本一”を目指して野球に取り組んでいるのか——今回、球団代表兼監督の熊本浩志さんに「野球」に懸ける思いを伺いました。

やるんだったら、全力で

東京バンバータ監督 熊本浩志さん

 出典  Funmee!!編集部


東京バンバータの結成は2008年春。結成のきっかけは“偶然”でした。青春時代を共に白球を追いかけた同級生等との再会や草野球に没頭している友人らの出会いで意気投合。軟式野球チームをつくる運びになったのです。


「特に、これといった理由があったわけではないんですよね。話し合いの中で、一緒に草野球チームを作ってみようか、と。そんな軽いノリでした(笑)」


突如、結成することになった東京バンバータ。


彼らには共通の思いがありました。それは野球を通してカッコいいデキる男になり、軟式野球日本一を目指す、というもの。やるからには全力で取り組む。その思いのもと、学生時代の友人や先輩・後輩、仕事仲間を中心に仕事や野球、遊びをアツく、全力で取り組めるメンバーのみに声をかけ、チームを編成することに——。



軟式野球「日本一」を目指して


さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まり、軟式野球「日本一」を目指す、大人たちのアツい戦いがスタートしました。もちろん、最初から今のように強かったわけではありません。試合に負けることもしばしば。



全国軟式野球統一王座決定戦ジャパンカップ2017 新田クラブとの対戦

 出典  Funmee!!編集部


「ただ、全員が全力で野球に取り組むからこそ、試合に負けると悔しいんですよね。悔しい気持ちは味わいたくない……。自然と“勝ち”へのこだわりが強くなっていきました」


普段、メンバーは社会人。平日は各々がトレーニングに励み、週末で全体練習、試合に取り組む。これを繰り返していきながら、チームは少しずつ力をつけ、勝てるようになっていきました。過去には「高松宮賜杯全日本軟式野球大会」をはじめ、「マルハンドリームカップ全国ベースボールトーナメント」「全国軟式野球統一王座決定戦ジャパンカップ」といった軟式野球の全国大会で優勝するほどです。




大人が全力で“何か”に取り組むカッコよさ

プレイボールの挨拶

 出典  Funmee!!編集部


普段は会社で働く大人たちが、なぜここまで夢中になれるのか。選手たちは草野球のどこに惹かれているのでしょうか。


「魅力……何ですかねぇ。まぁ、大の大人が勝って喜び、負けて涙を流す。これだけひとつのことに対して、アツくなれることってないですよね。歳を取るにつれて、全力で何かに取り組むのをためらってしまいがち。自分たちも決してアツさを追い求めているわけではないのですが、全力で野球に打ち込んでいるからこそ、選手自身何かしら感じるものがある。だから、草野球に限った話ではなく、全力で何かに取り組めるのが魅力かもしれません」


東京バンバータでの活動を通じて、選手自身の野球のレベルが向上するのはもちろんですが、ビジネスに役立つ知識も学べるそう。実際、東京バンバータではデザイナーがユニフォームやTシャツのデザインを行い、販売もしています。




本気で野球に取り組む東京バンバータの試合には数多くのファンが訪れる

 出典  Funmee!!編集部


「デザインやマーケティングなどの知識が学べますよね。自分たちは遊びで野球をやっているわけではなく、カッコいいデキる男になるのがポリシー。だから仕事と野球、両方ができて一人前です。野球が仕事のモチベーションを高めるひとつの要素でもあるんですよね」


仕事も野球も遊びも全力で取り組む——その思いのもと、東京バンバータのメンバーは平日は仕事を全力で頑張り、週末は全力で声を出し、白球を追いかけ続けます。




■プロフィール

熊本浩志(くまもと・ひろし)さん

1975年生まれ。宮崎県出身。amadana株式会社のファウンダーで代表取締役CEOを務める。野球をこよなく愛し野球界では通称“クマカン”と呼ばれる。大学時代までの14年間捕手一筋。2008年4月に東京バンバータを設立し、翌年から監督に就任。設立当初から徹底したブランディングやSNSを活用したPR、グッズの開発など、革新的な取り組みで軟式野球界に新たな風を吹かせ続けている。


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ライター:新國 翔大(Shota Niikuni)

カメラマン:澤田聖司(Seiji Sawada)


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Funmee!!編集部

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